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VectorScript独学の手引き-02

Vectorworksには標準でとても有用な情報が含まれています。20年くらい前はこの10分の1もない情報のものがフロッピーに収められてサードパーティーから売られていた事を思うとなんともありがたい事です。

以下にそれぞれの情報へのアクセス方法を書きますので、是非とも所在を確かめ、独習の際には参照することをお勧めします。


Vectorworksのヘルプメニューから『Language Guide』をみる

Vectorworksの画面の『ヘルプ』メニュー内の『Vectorworksヘルプ...』を選択することでVectorScriptの基本構文に関しての解説である『Language Guide』を参照することができます。

『Vectorworksヘルプ...』画面

『Vectorworksヘルプ...』画面

もしも『ヘルプを開くことができません』と表示される場合は、このヘルプはVectorworksのインストール時には自動的にインストールされないので、インストールが必要です。

インストールディスクには『VW Helpインストールについて.txt』が入っていますのでこれを読み、WindowsとMacのAdobeAIRのインストールをし、『Vectorworks201XHelp.air』をインストールしてください。

『Vectorworksヘルプのインストーラ』

『Vectorworksヘルプのインストーラ』画面

ヘルプの中の『Language Guide』の中には以下のような項目で詳細な解説がされています。

  • VectorScript の概要
  • VectorScript の言語構造
  • 変数、定数、データタイプ
  • VectorScript の配列
  • 構造体
  • ステートメント
  • ユーザ定義関数
  • ユーザインターフェイス
  • VectorScript プラグインを使用する
  • VectorScript 開発ツール
  • 数値とデータの形式
  • 検索条件
  • コンパイラディレクティブ
  • 図形の種類
  • スクリプトの暗号化

VectorScript Language Guide PDF ガイド

インストーラディスクには、さらに『1X_VectorScript.pdf』などの重要な情報の詰まったマニュアルも入っていますので、いつでも参照できるようにコピーしておくといいでしょう。

見比べてはいませんがPDFにも同様の内容(もしかしたら新しい内容も含まれている?)が収められています。


VectorScript Reference

もう一つ重要なものが、Vectorworksがインストールされたフォルダの中に在る『VWHelp』の中の『VectorScript Reference』です。この中にある『VSFunctionReference.html』は HTML ファイルなのでウェブブラウザで表示できます。表示されると以下のような形です。

『VectorScript Reference』の画面

『Vectorworksヘルプのインストーラ』画面

これはVectorscriptの関数の辞書にあたるもので、『Language Guide』で文法的なものを学んだ後は、こちらでVectorworksに行いたい命令を伝える関数を探して書き込んで、という形での作業になるかと思います。


いずれもVectorScript習得にあたっては、最初に開くべきドキュメントでしょう。



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